高級シルクウール調ポリエステル素材 「ソロテックス ミナージュ」の開発と販売
素材
帝人フロンティア株式会社(本社:大阪市北区、社長:日光 信二)は、このたび、シルクウールの風合いと外観を兼ね備えた高級シルクウール調ポリエステル素材「ソロテックス ミナージュ」を開発しました。
帝人フロンティアは、今年度より「ソロテックス ミナージュ」の販売を開始し、高級ファッション向けを中心に幅広く展開していきます。
1.開発の背景
①合繊素材による天然素材の再現は従来から様々に行われており、ウール調やシルク調などの合繊素材が開発されてきました。
②1950年代に流通し始めたシルクとウールのハイブリッド素材であるシルクウールは、ふくらみ、しなやかさ、ソフト性、ミックス感のある杢外観、発色性など、合繊素材では同時に再現することが難しい特性を兼ね備えており、合繊素材でそれを実現することはできませんでした。
③こうした中、帝人フロンティアは独自の糸加工技術を基盤として、糸構造や染色加工の最適化を図ることで、シルクウールの風合いと外観を兼ね備えた高級シルクウール調ポリエステル素材「ソロテックス ミナージュ」を開発しました。
2.「ソロテックス ミナージュ」の特徴
「ソロテックス ミナージュ」は、シルクウールのような自然な杢外観、ふくらみがあってソフトでしなやかな質感、上品な光沢、および緻密な発色性といった風合いや外観に優れた高級ハイブリッド素材です。さらに、天然のシルクウール素材にはないイージーケア、撥水、防汚などの機能付与においても優れています。
①本格シルクウールのような風合いと外観
シルクウールの質感と外観を再現するため、ストレート形状のポリエステル長繊維を
独自の高次糸加工技術で異位相太細構造(*)とし、「ソロテックス」とブレンドさせて
高次染色後加工を行いました。これにより天然素材に近い緻密な斑のある染着に加えて、
これまでのウール調素材に見られるカサつき感を抑え、ウール独特の反発性としなやかさ
の発現を可能とし、シルクウールのような風合いと外観を併せ持つ素材を実現しました。
(*)異位相太細構造: それぞれ異なる位相で太さが違う繊維をランダムに配合すること
帝人フロンティアは、今年度より「ソロテックス ミナージュ」の販売を開始し、高級ファッション向けを中心に幅広く展開していきます。
1.開発の背景
①合繊素材による天然素材の再現は従来から様々に行われており、ウール調やシルク調などの合繊素材が開発されてきました。
②1950年代に流通し始めたシルクとウールのハイブリッド素材であるシルクウールは、ふくらみ、しなやかさ、ソフト性、ミックス感のある杢外観、発色性など、合繊素材では同時に再現することが難しい特性を兼ね備えており、合繊素材でそれを実現することはできませんでした。
③こうした中、帝人フロンティアは独自の糸加工技術を基盤として、糸構造や染色加工の最適化を図ることで、シルクウールの風合いと外観を兼ね備えた高級シルクウール調ポリエステル素材「ソロテックス ミナージュ」を開発しました。
2.「ソロテックス ミナージュ」の特徴
「ソロテックス ミナージュ」は、シルクウールのような自然な杢外観、ふくらみがあってソフトでしなやかな質感、上品な光沢、および緻密な発色性といった風合いや外観に優れた高級ハイブリッド素材です。さらに、天然のシルクウール素材にはないイージーケア、撥水、防汚などの機能付与においても優れています。
①本格シルクウールのような風合いと外観
シルクウールの質感と外観を再現するため、ストレート形状のポリエステル長繊維を
独自の高次糸加工技術で異位相太細構造(*)とし、「ソロテックス」とブレンドさせて
高次染色後加工を行いました。これにより天然素材に近い緻密な斑のある染着に加えて、
これまでのウール調素材に見られるカサつき感を抑え、ウール独特の反発性としなやかさ
の発現を可能とし、シルクウールのような風合いと外観を併せ持つ素材を実現しました。
(*)異位相太細構造: それぞれ異なる位相で太さが違う繊維をランダムに配合すること
②優れた機能性を付与
形態回復性やクッション性などの特徴を持つ「ソロテックス」を使用しているため、
天然素材では実現が困難なウォッシャブルや防シワなどのイージーケアを可能とし、
また、加工により撥水や防汚などの機能を容易に付与することができます。これに
より幅広いファッションアイテムへの採用が期待できます。
3.今後の展開
①高い審美性を持つ快適ファッション素材として販売を開始し、中肉素材を中心に高級
ファッション向けのジャケットやアウター、ボトム用途に積極的に提案していきます。
②これにより、2018 年度に10,000m/年、2019 年度に 50,000m/年、2020 年度
には100,000m/年の販売を目指します。
以 上
【 当件に関するお問合せ先 】
帝人株式会社 コーポレートコミュニケーション部 TEL:(03)3506-4055