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登山にはネックゲイターがおすすめ! 主な機能や選び方を詳しく解説

登山に行くときにはどのようなアイテムの準備が必要でしょうか。ウェアやブーツ、ザック等のアイテムがありますが、ネックゲイターも忘れてはいけません。時季によってガラリと変化する山の環境において、ネックゲイターは冬であれば外からの冷気の侵入を防ぎ、夏であれば太陽光から体を守ります。快適に登山をするためにも、状況に応じてネックゲイターを装着するとよいでしょう。

そこでこの記事では、ネックゲイターとは何か、機能と注意点、選び方について解説していきます。

登山に使うネックゲイターについて

標高が高い地域では低地よりも環境が厳しくなることに注意が必要です。登山ウェアによる防寒・紫外線対策だけではなく、ネックゲイターを使った対策を合わせると良いでしょう。ネックゲイターは首から口周りまで広く覆うことができるので、環境に合わせて柔軟に対応することができます。

ネックゲイターとは

そもそもネックゲイターという名前を知らない人が多いのではないでしょうか。どのようなアイテムなのか解説します。

首から口周りを覆う円筒形のアイテムのこと

ネックゲイターを和訳すると、ネック(Neck)=首、ゲイター(Gaiter)=脚絆(きゃはん)のこと。脚絆とは布や皮でできた脛(すね)から足首をぐるりと一周巻くアイテムで、首から口周りにかけて覆う円筒形のアイテムのことをネックゲイターといいます。

ネックウォーマーという呼び方のほうが親しみのある人が多いかもしれません。ネックゲイターにはさらりとして涼感を得る商品もあるので、より広範な意味合いを持つと言えるでしょう。

ネックゲイターの機能性と注意点

ネックゲイターを使う前にどのような機能があるのか、注意すべき点はあるのかを確認しておきましょう。

防寒機能

標高が100m高くなるごとに気温は0.5~1℃下がると言われており、防寒・保温対策が欠かせません。首元が開いていると冷たい空気がウェアの中に侵入して体温を奪ってしまいます。ネックゲイターを使うことで、首周りから口元を覆うことができるので防寒対策に活用できます。

日焼け防止機能

冬の山で日焼けした経験はないでしょうか。標高の高い場所では紫外線が大気で拡散しにくくなるので、標高が1,000m上がるごとに紫外線が約10~15%増加すると言われています。そこで首周りを覆うネックゲイターを装着して紫外線から肌を守ることが大切です。UVカット機能が付与された生地であれば、より効果が高いでしょう。

飛沫防止効果は過信しない

ネックゲイターは口元を覆うことができるので、飛沫低減効果が期待できます。抗菌・抗ウイルス性の付与された商品であれば、マスクの代わりに使えるかもしれません。ネックゲイターはマスクよりも通気性が高いので、息苦しくなりにくいことがメリットです。

しかし通気性の高さは、ウイルスが侵入しやすいということにもつながります。効果を過信しすぎずにソーシャルディスタンスを保つなどの基本的な対策と併用する方が良いでしょう。

ネックゲイターの選び方

ネックゲイターを選ぶときには、ポイントを押さえて自分に合った商品を見つけることが大切です。

デザイン性

ネックゲイターは人の目線に触れるアイテムです。自分の好みのデザインを選ぶと良いでしょう。好みのデザインのネックゲイターを装着すれば、登山の気分もさらに上がることでしょう。

冬はフリース素材がおすすめ

冬向けには高い防寒性能が求められるので、起毛された生地が使われているアイテムを選ぶとよいでしょう。起毛したフリース素材や、ウール素材が暖かいです。登山のようなハードユースの場合はお手入れが簡単なフリース素材が特におすすめです。

夏には涼感素材もおすすめ

夏用の紫外線対策としてもネックゲイターが使えますが、首の周りに布があると暑苦しく感じるものです。涼感素材が使用されていれば肌に触れたときに涼やかですし、吸汗速乾機能がついていれば汗でべた付きにくいのでおすすめです。

ネックゲイターの中には、本体を水で濡らして気化熱効果を応用した涼感タイプもあります。生地に含まれる水分が蒸発するときに周りの(肌に接している)部分の熱を奪うことで涼しく感じることができます。また、他にも異形断面糸を使ったポリエステル素材であれば、加工を施して吸水速乾性を高めることができます。

まとめ

ネックゲイターは首から口周りにかけて円筒形の布で覆うアイテムです。登山では防寒対策や日焼け防止に使える他、飛沫低減効果も期待できます。冬は起毛生地で防寒性を高め、夏は涼感素材で紫外線対策を行うなど四季を通して使えるので、登山をするなら時季に合わせて機能性のあるアイテムを数枚用意しておくとよいでしょう。

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