ポリエステルの黄ばみ対策!原因と取り除く方法をご紹介
耐久性に優れており、乾きやすいため、いろいろな衣類に使われているポリエステルですが、そのポリエステルでできた衣類の黄ばみは諦めるしかないと思っている方も多いのではないでしょうか。
ポリエステルは便利な繊維である一方、使用頻度が高いと黄ばんでくることがあります。ワイシャツのような白色や淡色の衣服は、清潔感を保つためにも何とか黄ばみを落としたいものですよね。
そこで今回は、ポリエステルの黄ばみの原因と落とし方から洗濯の際の注意点までを徹底解説します。
ポリエステルの黄ばみは、「皮脂」と「変色したタンパク質成分」が原因なのです。この二つの要素は、それぞれ別の工程で落とす必要があります。実際にどのような手順と方法で汚れを落とすのかをご紹介します。
ちなみにキッチン用品の漂白に使用する塩素系漂白剤は強力ですが、衣服の色素まで落としてしまう上、服に残留すると素材を傷めてしまうので、ポリエステルには使わないようにしましょう。
逆汚染を防ぐには、汚れが付いたものと一緒に洗わない、洗濯物を洗濯機の容量の6~7割程度にとどめる、洗剤を適正量使用する、といった対策を行いましょう。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
ポリエステルに熱湯は危険な組み合わせ?!取り扱い方法を解説
耐久性が高く、速乾性もある石油系合成繊維のポリエステルは、さまざまな衣類に使われています。取り扱いが簡単な繊維ですが、通常の洗濯では臭い残りが気になる方も多いのではないでしょうか?熱湯で洗えば滅菌して臭いも軽減するのでは?と考える方もいるかもしれませんが、ポリエステルと熱湯は相性が悪く、収縮してしわになってしまいます。
デリケートな素材はクリーニング店に相談するなど、慎重に扱ってくださいね。
ポリエステルは便利な繊維である一方、使用頻度が高いと黄ばんでくることがあります。ワイシャツのような白色や淡色の衣服は、清潔感を保つためにも何とか黄ばみを落としたいものですよね。
そこで今回は、ポリエステルの黄ばみの原因と落とし方から洗濯の際の注意点までを徹底解説します。
Contents
ポリエステルと黄ばみ
ポリエステルは幅広い衣料品に使用されている合成繊維です。洗濯に強く、乾きやすい便利な繊維ではありますが、黄ばみやすいという弱点もあります。ポリエステルとは
ポリエステルは濡れても強度が変わらず、摩耗に強いため、洗濯を繰り返しても傷みにくい素材です。また、回復性も良く乾きやすいので、さまざまな衣服に利用されています。ポリエステルの黄ばみとは
便利な素材といえるポリエステルですが、黄ばみが付きやすいという難点があります。ポリエステル製のワイシャツも多く出回っていますが、襟回りや脇が黄ばむと気になりますよね。ポリエステルの黄ばみは、「皮脂」と「変色したタンパク質成分」が原因なのです。この二つの要素は、それぞれ別の工程で落とす必要があります。実際にどのような手順と方法で汚れを落とすのかをご紹介します。
ポリエステルの黄ばみを落とす
ポリエステルの黄ばみは通常の洗濯では落ちにくいです。黄ばみの部分が2重の層になっていて、それぞれに正しい対処をする必要があります。皮脂は油性汚れ、下処理が重要
黄ばみとなっているタンパク質は、皮脂汚れで覆われています。そのため、まずは皮脂汚れを落としておかなければなりません。油性の汚れに有効なのは、台所用洗剤や洗濯用の固形せっけんです。これらを使って予洗をしておくと、汚れが落ちやすくなります。その上で、弱アルカリ性洗剤を使って洗濯をしましょう。黄ばみの元をとりのぞく
変質したタンパク質には、酸素系の漂白剤もしくはオキシドールを使用しましょう。酸素系漂白剤は液体と粉末どちらでも構いませんが、洗浄力が強いのは粉末洗剤です。40~50℃のお湯に、メーカー指定量の漂白剤を入れて、30分から1時間つけおきします。ちなみにキッチン用品の漂白に使用する塩素系漂白剤は強力ですが、衣服の色素まで落としてしまう上、服に残留すると素材を傷めてしまうので、ポリエステルには使わないようにしましょう。
しつこい汚れ対策
酸素系漂白剤を直接塗布します。上からドライヤーなどの温風をかけると、化学反応を促進するので、汚れがより落ちやすくなります。全ての工程が終わった後は、洗剤残りがないようにしっかりすすぎましょう。ポリエステル洗浄の注意点
ポリエステルの黄ばみを落とす方法をご紹介しましたが、洗浄する際には気をつけるべきポイントがあります。大切な衣服を守るためにも覚えておきましょう。逆汚染
汚れの付いた衣服と一緒に洗濯すると、その汚れが付着する場合があります。これを逆汚染といいます。特に、白いポリエステルの場合は黒ずみなどの原因になります。逆汚染を防ぐには、汚れが付いたものと一緒に洗わない、洗濯物を洗濯機の容量の6~7割程度にとどめる、洗剤を適正量使用する、といった対策を行いましょう。
煮洗いは不可
ポリエステルは、熱に強いと思われがちですが、熱湯につけると縮んでしまいます。詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
ポリエステルに熱湯は危険な組み合わせ?!取り扱い方法を解説
耐久性が高く、速乾性もある石油系合成繊維のポリエステルは、さまざまな衣類に使われています。取り扱いが簡単な繊維ですが、通常の洗濯では臭い残りが気になる方も多いのではないでしょうか?熱湯で洗えば滅菌して臭いも軽減するのでは?と考える方もいるかもしれませんが、ポリエステルと熱湯は相性が悪く、収縮してしわになってしまいます。
洗濯表示は必ずチェック
全てのポリエステルが水洗いできるとは限りません。例えば、極細の繊維で作られた製品は水洗いができません。洗濯機で洗うと強く引っ張られるので傷んでしまいます。また、他の素材と合わせて織られた混紡素材の場合は取り扱い方が変わるので、必ず洗濯表示に従いましょう。デリケートな素材はクリーニング店に相談するなど、慎重に扱ってくださいね。
まとめ:ポリエステルの黄ばみは2ステップで洗浄!
- ポリエステルの黄ばみの原因は皮脂+タンパク質
- 油性汚れに強い洗剤と酸素系漂白剤を使用
- 洗濯表示は事前にチェック
スペシャルサイト「SOLOTEX」はこちらソロテックスに関する特集記事をチェック!