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衣類についたペンキ汚れの落とし方。時間がキーポイント!

作業服にペンキ汚れがついたときの正しい落とし方、ご存じでしょうか。最近ではDIYなどが流行っているため、趣味でペンキを扱う人も増えています。衣類にペンキがつかないように気を付けていても、アクシデントが起こってしまうことも。この記事では、衣類にペンキがついた場合の落とし方をご紹介します。

衣類がペンキで汚れたときの対処法

衣類にペンキ汚れがついた場合は、以下のことに気を付ける必要があります。ペンキの特徴や種類はもちろん、そもそもペンキを使用するときの注意点も記載しているので、ぜひ参考にしてください。

衣類についたペンキ汚れは早めに対処する

ペンキ汚れを落とすためには、できる限り早く対処することが大切です。時間がたてばたつほど、汚れを落とすことは難しくなります。上手に対処すればかなりの汚れを落とせますが、完全に汚れを落とすのは難しい場合も多いです。

ペンキの種類に応じて適切な落とし方を実行する

ペンキは成分の違いによって、水性と油性の2種類に分けられ、それぞれ以下のような特徴があります。

●水性ペンキ
匂いが少なく、人体に優しいことが特徴です。DIYによく使われますが、乾燥性や耐久性に劣る一面もあります。一方で、適切に対処すれば汚れが落ちやすいともいえるでしょう。

●油性ペンキ
特有の匂いがあり、人体に優しいとはいえません。しかし乾燥が速く耐久性も高いため、塗装業者にはよく利用されます。もし汚れが付着してしまうと水性ペンキよりも落とすのは難しいです。

繊細な衣類がペンキで汚れた場合はプロへ依頼

ペンキ汚れを自力で落とそうとすると、その過程で衣類を痛めてしまう可能性もあります。特に、繊細な衣類がペンキで汚れてしまったらクリーニング店の活用を検討してみてください。また、ペンキ汚れが乾燥してしまった場合もプロへ依頼しましょう。

ペンキ汚れの付着を想定した服を着る

ペンキを利用するときは、万が一に備えた服装で作業することも重要です。例えば、洗濯耐久性に優れ、除光液にも耐性のあるポリエステル繊維を使った衣類を着るのがオススメです。水切れがよく速く乾くため、繰り返し使う作業着としても適していますよ。

衣類の水性ペンキ汚れを落とす手順

水性ペンキの汚れを落とす場合、ペンキが乾いているかどうかで手順が異なります。また、手順の途中で洗濯機を利用する場合には、色移りを避けるために他の衣類とは分けて洗いましょう。

衣類についた水性ペンキが乾いていない場合の落とし方

衣類についたペンキが乾いていない場合は比較的落としやすいです。水性ペンキの汚れを落とす具体的な手順は、次の通りです。
  1. ペンキで汚れた部分を水に晒して汚れを落とします。あまりこすらずに落とせる分だけ落とすことがポイントです。
  2. 桶やシンクなどに人肌程度のぬるま湯を作り、衣類を30分~1時間浸します。ぬるま湯の中に洗濯洗剤をいれておくと、汚れが落ちやすくなります。
  3. 浸した後、少しもみ洗いをして残った汚れを落とします。
  4.  軽く絞ったら、洗濯機で洗って乾燥しましょう。

衣類についた水性ペンキが乾いてしまった場合の落とし方

続いて、衣類についた水性ペンキが乾いている場合の汚れの落とし方を見ていきましょう。
  1. 乾いたペンキ汚れの部分をお湯に浸し、ペンキを溶かします。
  2. 浸した状態で歯ブラシなどを使って、残ったペンキをこすり落とします。
  3. 軽く絞ったら、酸素系漂白剤と一緒に洗濯機に入れて洗濯します。
  4. 洗濯が終わったら乾燥させます。

衣類の油性ペンキ汚れを落とす手順

油性ペンキ汚れを落とす場合も、ペンキが乾いているかどうかで対処方法が変わります。また、油性ペンキを落とす際は除光液などの特別なアイテムを使用する場合もあります。アセテート繊維やアクリル繊維を使った生地は除光液で溶ける可能性があるため、衣類の生地が痛むのを避けたい場合はプロに相談するのもおススメです。

衣類についた油性ペンキが乾いていない場合の落とし方

できる限り迅速に以下の手順を試してみましょう。衣類についた油性ペンキが乾いた場合、汚れが非常に落ちにくくなります。
  1. 中性洗剤を歯ブラシに垂らし、ペンキで汚れた部分を押さえつけます。
  2. 歯ブラシで汚れた部分を叩き、汚れを浮かせていきます。
  3. ある程度の汚れが落ちたら水ですすぎます。
  4. 洗濯機で洗って乾燥させます。
除光液がある場合は、2の手順の代わりに除光液をつけてもみ洗いする方法もあります。

衣類についた油性ペンキが乾いてしまった場合の落とし方

乾いてしまった油性ペンキの汚れは、かなりの強敵。落とせない可能性も考慮しつつ、次の手順を試してみましょう。
  1. 除光液をティッシュにしみ込ませます。
  2. ティッシュをペンキで汚れた部分に押し当てて、歯ブラシで擦ります。
  3. 汚れが浮いてきたら、水道水ですすぎ洗いをします。
  4. 最後に洗濯機で洗って、乾燥させます。

まとめ

ペンキを使うときは、衣類に付着させないことが一番です。とはいえ、ちょっとしたはずみで汚れがついてしまうこともあります。ペンキ汚れを落とすには、時間との勝負。迅速かつ適切な方法で対処しましょう。また、何度も洗濯したり、除光液を使ったりするため、ペンキ作業をする際は耐久性の高いポリエステル繊維の衣類がオススメです。

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