大切な衣服の虫よけには防虫剤がおすすめ！正しく利用して高い効果を得よう！

2023.01.27

気がついたらお気に入りの服に虫食い穴が…という経験がある方も多いのではないでしょうか。大切な衣服であれば、ショックも大きいはずです。

実は衣服の虫食いは、ちょっとしたお手入れと防虫剤の利用で予防することができます。今回は衣類の虫食いを防ぐ方法をご紹介します。

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虫食いを防ぐためにすべきこと

虫食いの原因である衣類害虫は高温多湿の環境を好むため、特に日本の夏は虫が繁殖しやすい気候といえます。清潔に思える室内にも、害虫が侵入・繁殖する可能性があるため油断はできません。衣類の虫食いを防ぐためには、以下のことに注意しましょう。

衣類害虫は、ホコリや虫の死骸などを栄養源にして繁殖します。そのため、大切な衣類を保管するクローゼットやタンスは、常に清潔にしておくことが大切です。定期的な清掃はもちろん、衣類をしまう前にも掃除をしておきましょう。

保管場所を掃除しても、肝心の衣類に汚れや害虫が付着していては意味がありません。衣類は洗濯して十分に汚れを落とした後、湿気を含まないようによく乾かしてからしまいましょう。洗えない衣類の場合には、アイロンをかけておくと紛れ込んだ害虫や害虫の卵を死滅させられます。

保管場所と衣服を清潔に保つことが虫食いを防ぐ第一歩ですが、それだけでは十分ではないこともあります。ポリエステルなどの化学繊維とは異なり、ウールや綿のような天然繊維を使った衣類は繊維そのものが虫の栄養源となるため、清潔にするだけでは虫食いを予防できない場合があります。そのため、防虫剤を利用して虫食いを防ぐことが大切です。

虫食いの原因や対策については、こちらの記事で詳しく解説しています。

意外な盲点？衣類に害虫が発生する理由とその対策
気がつくと「大切な衣類に穴が空いていた」という経験はありませんか？それは、もしかしたら衣類についた害虫が原因かもしれません。害虫被害を防止するためにはタンスやクローゼットにしまう時の適切なお手入れが大切です。そこで今回は、衣類に害虫がつく原因と対策について解説します。

防虫剤にはさまざまな種類があり、その効能も異なっています。利用するシーンに応じて、適切な防虫剤を選びましょう。

防虫剤には主に以下の4つの成分が使われています。

防虫剤によっては防カビ効果や防ダニ効果が付与されている製品もあります。現在はピレスロイド系の防虫剤が主流です。選ぶのに悩んだときには、ピレスロイド系がおすすめですよ。

防虫剤の成分を選んだあとは、具体的な形状も選ぶ必要があります。それぞれの形状によって適切な利用シーン、有効面積が異なることに注意が必要です。使用する収納スペースに応じて適切な形態を選びましょう。
防虫剤の形状には以下のようなものがあります。

防虫剤は虫食い対策として有効な手段ですが、誤って使用すると効果が望めないこともあります。利用する際には、次のような点に注意しましょう。

有臭タイプの成分の防虫剤（パラジクロルベンゼン・ナフタリン・しょうのう）は複数を併用してはいけません。お互いの成分が反応して、衣服がべたべたになったりシミが発生することがあります。
防虫剤の有効期限が切れると防虫効果が期待できなくなるため、小まめにチェックしましょう。有効期限は製品によって異なりますが、一般的には数か月～1年程度です。
衣装ケースタイプの防虫剤を使うときは、ケースがしっかりと閉じていることを確認しましょう。
特定の素材と相性の悪い防虫剤もあるため、製品の取り扱い説明には必ず目を通しましょう。